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誤診の分析
誤診群の特性
転院に至った経緯
作られた障害
診断の差
診断の不一致原因
考察
誤診群の特性
掲載者による解説;
誤診群は20歳未満が多い。
これは、「病気の初期である」とか
「病気が疑われる」との名目で、服薬治療が始まる事実をよく表す。
10歳未満が、小児精神科の権威であるこの医師を頼るのは当然であるが、
10歳未満でなくとも、この医師を頼みの綱とする患者さんの気持ちが、哀れを誘う。
掲載者による解説;
誤診群の前医は精神科が多い。
「心療内科では、らちがあかない」と転医するのは当然。
「今の精神科でも、らちがあかない」と、
誤診された患者達が、狭き門覚悟で有名医を訪れた。
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結果
(調査1)群の特性
対象群の男女比(同数)・成人対未成人比(同数)・地域性・初診日などの多くの基礎項目は、
他の群と全く同じ構成で優位差を認めなかった。
なお、年齢構成の細部では、対象群では16〜25歳の間に48%が属しているのに対し
、他の2群では各24%、26%に過ぎず、対象群は青年期に集中する傾向を認めた。
なお、対象群全体の93%が児童青年期(20歳未満)の発症であった。
図2
当院来院前の通院先(前医)は精神科が67例(93%)と大半を占め、内訳は、
児童・青年期を専門とする精神科(以下、児童精神科)19例(26%)、
大学病院等の高度専門性を有する精神科(以下、専門精神科)13例(18%)、
その他の精神科(以下、一般精神科)35例(49%)であった。
転医群(n=167)では、児童精神科および専門精神科は各8%と少ない反面、
他の診療科が43%と多い点が対照的であった。
図3
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