私の神奈川県における6年間の活動は、上記のテーマの追求が課題でした。
私は、自殺したいと言い続ける人々に、落ち着いた声が戻るまで、2時間3時間と電話を続けました。しまいには、私自身の中学生の時の経験から、精神的に死んだと思えば、楽にならないか?といった、無茶な提案もしました。
予想出来たことですが、自殺は、やみませんでした。
彼らの死んでしまった例、支援者の自殺に近い事故死、いずれも共通点があります。
覚悟の自殺など、見られなかったことです。「何かしなければ」という、想いが、飛び降りになり、睡眠薬のOverDozeになり、泥酔後の孤独死になったのです。
100回に1回は、止めきれないのです。100回ODすれば、身体の弱った100回目には、吐くことも出来ずに、死に至ります。
私の正面切った言葉は、届きましたが、届かないこともあります。
想いが強すぎると、プロの職員のやりかたが、虐待に見えて来ます。そこで、資金の尽きた機会に、引退致しました。
自殺を阻止するための、電話対応は必要です。しかし、私は、文字の語る文脈として、人間の弱さをも、肯定したいと思いました。弱さの肯定にも、強さがあると、信じております。
追記)なお、初音ミクの冒頭場面については、以下の動画をイメージしております。
ハツネの文字が最初と最後で違うのは、2つのパラレルワールドのうち、現在の宇宙がこのエピソードで出来上がったという設定によるものです(笑)