中学生の時、はじめてSF小説を読んでから、46年が経過しました。
ブラウン、クラーク、ブラッドベリ、胸躍る体験でした。
やがて、レム、ルグイン、ディック、と続きました。
訳あって、精神病と自殺回避を人生のテーマに選択して、何作か好き放題に書きました。
目的を持った執筆であるので、同人誌掲載から、ネット公開に方針転換いたします。
プロを目指す訳でなく、ネットに永久に残るとも、思いません。
ただ、書かずに居られないだけです。
精神障害者の真の苦痛は、病気ではありません。就職、結婚、家庭という普通の生活を送る場所を逃したという、痛切な想いです。私も、家庭というステップでは失敗しました。生涯結婚しなかったブラームスは言っております。「独身は不幸であるが、幸運でもある」。残された時間を、私が見た世界を記述することに、捧げてみようかと思います。