|
>笠洋一郎先生の精神科セカンドオピニオンを読んでこちらを知りました。 併せて、『精神科セカンドオピニオン2』も、お読みになることが勧められます。 後年、統合失調の診断のあった方の9割以上が、発達障害であったという結論でした。
>私の兄(55歳)が統合失調症の病名で長い間自宅療養しています。 >私は結婚して兄とは同居していませんが、20歳すぎから兄はずっと薬を飲み続けています。 >入院も2,3回しました。 20年で3回というのは、この診断名では少ないです。余程懲りたのでしょう。^_^;)
>気になることがあります。 >薬を飲んでも症状があまり改善されないこと。 >最近はろれつがまわらなくなり、言葉を理解するのが大変になってきたこと。 薬の副作用と考えられます。「ジストニア」による随意運動の阻害は、口以外にも及ぶことが懸念されます。
>昔から幻聴や一人ごとで会話している症状はありますが、人格が急に変わることがよくあります。 >憑依されている、と、とらえてあまり深く考えていませんでしたが >本を読んで、もしかしたら、診断や薬が違っているのかも、、、。と 思いました。 多重人格障害の「解離症状」は、健常者にもありふれたものであるだけに、統合失調症診断を変えない医師が多いでしょう。 トラウマの苦痛を和らげる自己対処と考えられます。人格間で記憶が途切れる不都合が増えると障害になります。
>穏やかで弱弱しい優しい時もあれば、すごく、攻撃的になり、言葉で相手を責める時があります。 興奮した時は、「否定せず、相手の気持ちに寄り添い」ながら、ゆっくりと相槌するのが有効です。 長時間付き合うと「共感疲れ」しますので、少し落ち着いたら離れるのが有効です。
>最近、弱弱しい時 兄が『頭の中で声が聞こえる』と言っていました。 >その後少ししたら、全く違う人格に変わりました。 幻聴は、自分を否定してくる内容が多いので、これに反撃していると考えられます。幻聴の数が増えると別の自己対処します。 進んで入院する方もおられます。
>これも統合失調症の症状なのでしょうか? 昔、健常者が「幻聴がある」と偽ると、ほぼ100%統合失調症の診断がつきました。 うつの重症例でも起きることですがね^_^
完治しないで再発を繰り返すとされる統合失調症。 「発達すれば治る」とされる発達障害。 薬剤の長期服用による副作用を避けるには、後者の対応が役立つということです。 ご本人が副作用を訴えて、変薬か、徐々に減薬することが望まれます。 副作用対策に抗パーキンソン薬を追加するのは、逆効果が懸念されます。 その辺は、『精神科セカンドオピニオン』にある通りです くじら^_^ |