地上の旅人によるSF小説の試み

人は進化を続けています

私が物理学科を卒業した1978年の物理学から、2000年以降の物理学は、雲泥の変化を遂げています。
宇宙の大半を占めるのは、不明点だらけの、ダークエネルギーとダークマター。
自然界を牛耳る力の源は4種で足りなくなりつつあります。

他方で、精神病を含む、自閉症スペクトラム障害の増加を、「脳の多様化neurotic diversity」とみる理論があります。
(たとえば、スティーブン=シルバーマン「自閉症の世界」)
過敏性による繊細、独創性。こだわりによるパワー。
シオドア=スタージョンの「人間以上more than human」は、それらへの前向き評価の先駆的なものと思います。

人工知能が普及加速する現代において、
進化が、鍵を握っています。
アルビン=トフラーの言う、農業革命、産業革命に続く、第三の波である、知の革命の現在。
社会も、否応無く変わりつつあります。

発達障害も進化の一端であるなら、社会は精神障害を障がいとしてだけでなく、前向きに捉える必要があるのではないでしょうか