電気ショック療法に反対する

私には、自分の妻に対して、電気ショック療法の適用を本気で考えた時期があります。それは、「どんなに辛くても生きていてほしい」という気持ちからでした。

検討の結果、日本で最も有名だった中井久夫という医師の意見に従い、適用を諦めました。自殺念虜の強い患者さんにすら、有効な治療法とは言えないことが、理解できたからです。

その後、現実に、適用された方に会う機会がありました。その方が一般人より有能だった証拠に、学生時代のバイト代の預金で、海外まで旅行可能でした。私がお会いした時は、自殺念虜と、ご両親への怨念の固まりでした。私が間に入っても、ご両親への暴力を抑えることができませんでした。

有能だった方ほど、無惨に、その能力を失う例を、他にも2例、伝え聞いております。そのうちの、一例では、「楽になりました」とおっしゃった後に、専門技能を失って失職され、自殺されたとのことです。

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ちなみに、この独白は、ひどく読みにくいでしょうし、苦痛に感じるで有りましょう。精神科医の言うところの、「言葉のサラダ」という症状です。医師の聞き取りは、せいぜい5分ですが、私の知り合いは2時間でも3時間でも、切れ目無く、話し続けます。私も疲れますが、1時間くらいから、話の流れが掴めて来ます。

ルイスキャロルのsnark=snake+sharkのような、造語もふんだんです。

彼ら、キチガイは、愚か者と違います。我々凡人には無い、独特のセンスを備えています。不幸にして、過敏症なのが、一般的です。

愚か者は、鈍感で凡庸な、我々健常者の方です。

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