精神病は実在するのか

昔、反精神医学という運動がありました。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8F%8D%E7%B2%BE%E7%A5%9E%E5%8C%BB%E5%AD%A6

精神病患者とされた人々に、施設職員を管理させるなど、人権ファーストな試みが行われましたが、指導者の家族の死によって終結された例もあるようです。私は、それを失敗と捉え、同一視されることを拒否します。

しかし、あえて、「精神病は社会的な病」と規定したいのです。

精神病は実在します。急性期にある患者さんをまのあたりにした人なら、誰もが、「原因無く、このような変化を説明出来ない」と言うでしょう。個別の原因があるに違い有りません。

一方で、社会が変わるごとに、精神病の定義も患者数も変わるのは、自明です。

私には、その患者数が0になる社会こそが、理想の社会に思えるのです。

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