人は進化を続けています

私が物理学科を卒業した1978年の物理学から、2000年以降の物理学は、雲泥の変化を遂げています。
宇宙の大半を占めるのは、不明点だらけの、ダークエネルギーとダークマター。
自然界を牛耳る力の源は4種で足りなくなりつつあります。

精神病を含む、自閉症スペクトラム障害の増加を、「脳の多様化neurotic diversity」とみる理論があります。
過敏性、独創性、こだわりによるパワー。
シオドア=スタージョンの「人間以上more than human」は、その先駆的なものかと思います。

人工知能が普及加速する現代において、
進化が、鍵を握っています。
アルビン=トフラーの言う、第三の波である、知の革命において、
社会も、否応無く変わりつつあります。

イツツノちから

Ⅰ 愛のツヨイチカラ

離れればコガレルチカラは無限
何者も離すことができず
つながったまま
限りなく自由だ

存在のオモミを支える
生命のジッタイ
アナタに触れることができる

Ⅱ ヨワイチカラ

無くなった愛はコワレユク
後に残すカナシミ
永続するナゲキ
追憶のアマズッパサ

数あるルールを壊した後の
新たな粒子の誕生
新たなる誕生

Ⅲ ヒカリ

新たなる情報を伝達するのは
質量を持たぬ光子
キミと交信する
電力を生み
キミを太陽風から守る
磁力を支える

これを通して
ボクは
キミの存在を知る

Ⅳ ジュウリョク

宇宙のヒロガリを
程よく提供する
遠くまで達して
しかも斥けることがない

僕たちは
ここに生き
ここを旅する

Ⅴ 第五のチカラ

謎をかけて
次なる進化を促す
未知という背中を押す圧力
道を造り
道の目的地に結ぶ

あと
いくつの
到達地があるのだろう
この単純で
飽くことを知らぬスバラシイ宇宙

ヒトトヒトの力学

近づくほどに、色彩を帯び
遠ざかるほどに、透明感を増す
近くでは、おのの醜さをさらし
遠くで、冷え固まる

万物の力学に従う

近づくほどに広がる
あまたの色彩
あまたの音響
あまたの記号
9次元の愛
飛翔する想像力

今は、遠く眺めている
輝き
煌めき
過去となった愛

キミと10のマイナス35乗メートルまで
プランクの長さまで
チカヅケタラ
ココロ開けたろうか
新たなジゲンはカイホウされたろうか

生命の躍動
過去の妻達の微笑み
愛すべき者達の詰まった宝石箱
今はただ、眺めている

イノチツキルトキ
ウタゴエハ
カレハテテ
ユメニミルカレノ