TEさん、こんにちは。書き込み拝見させていただきました。
民法の離婚の規定ですが、770条あたりですが、地上の旅人さんが書いておられるので略します。
同病といえば、大学の寮に入ったら同じブロックで精神分裂病の人がいましたが、通院しながら大学に通っていたようです。留年などもしたようですが、僕もその口でして、疲れやすくなって知力が下がるようなこともあるようです。
その人ですが、見た感じではびくびくしている感じに見えました。何年か後、病院でもっといろいろな同病の人を見かける機会もありました。
神経のフィルターが破れている状態と表現してあった本が、
『分裂病とつき合う』伊藤順一郎、保健同人社、1998、¥1350
のp.21あたりにあります。お勧めの本はこれと、
『精神病』笠原嘉、岩波新書、1998、¥640
あたりで僕は『分裂病がわかる本』(1995)はあまり薦めません。なんというか記述精神医学的な感じがして、それよりは健康と病気を連続的なものとみなす力動精神医学的な立場の見方のほうが好ましく感じるからです。
たとえば配偶者の方に人間関係の心配や不安(深読み的な関係念慮〜関係妄想的なものなど)を話すよりも上記の2冊の本を渡して読んでもらうのが一番早道なのではないかと思います。こんなところでケチってもしょうがないので2冊買ってみてください。読みやすい本ではあります。
筋肉注射は内服薬より効いていい薬らしいのですが、朝日新聞社のアエラムックの『精神医学がわかる。』(1996)というのに新薬でリスペリドンというのが認可されたようなことが書いてあって、医者に言ってみて以来筋肉注射がそのリスペリドンの内服薬に代わったことがありました。でもまあ、とりあえず医者の処方に頼っておくのが無難かと思います。必ずしも緊急的な注射ではないとも思いますが、回復状態になると薬の量が五分の一程度に少なくなると思うのでいずれ変わるかもしれません。慢性病なので完治というのは現代では出来ないようです。
屈辱感とか、いろいろな思いもあるかと思いますが、病気で人間の尊厳が損なわれることはないと思うので、新しい自分の状態に沿った建設的な配慮のようなことなら望ましいのではないかと思います。
「王様の耳はロバの耳」という袋がありましたが、取り合ってもらえないことがあったら佐野さんの掲示板などに書くのも気分の発散になっていいかもしれないですね。(どうでしょう、佐野さん^_^;)
それではご養生ください。
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